サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」2005/10/01 15:20

ラブストーリーだと思っていたら、全然違う内容でした。
主人公ホールデンが、勘違いして覚えていたロバート・バーンズの詩の方が、
最初、この小説に抱いていたイメージに近いものがありました。
主人公がどんな風に勘違いしていたかというと・・・

「誰かさんと誰かさんがライ麦畑で会ったなら・・・」
(If a body meet a body comin' throuth the rye)
という愛の詩を、主人公ホールデンは、
(If a body catch a body comin' though the rye)
と勘違いしちゃったらしいんです。
その結果、主人公が妄想した世界とは・・・・
(ここから先は小説を読んでのお楽しみ!)

この小説のタイトルは「The Catcher in the Rye」 ですが、
一言で感想を述べると、「ライ麦畑の番人」ってなところではないでしょうか?

ところで主人公「ホールデン・コールフィールド」という名前、
どっかで聞いたことあるなあ、と思っていたら
ピチカートファイブのお気に入り曲「エアプレイン」に出てくる名前だったのでした。
(やっと歌詞の意味がわかりました!)

コメント

_ だい ― 2005/11/25 17:10

だいです.こんちは.『ライ麦畑でつかまえて』...懐かしいです.わたしは大学浪人しているときに,ちっとも受験勉強しないで予備校の階段に座ってこの本を読んだ記憶があります.でももうかなり前のことなので,話の筋はだいぶ忘れてしまいました.が,なんとなく雰囲気だけは思い出せます.つとむさんが写真をUPされてる村上春樹訳が出て,ちょっと話題になりましたよね.『ライ麦・・・』を読んだ後,わたしはサリンジャーの短編をいくつか読みましたが,それもほとんど内容を覚えていません.ただ,どれだかに主人公の少年が公園にいる浮浪者のような老人(耳が聞こえなかったのだと思います)に「あんたの親は公園の鳩ですか?」とか言うシーンがあって,それだけは妙に鮮明に覚えています.ひどいことを言っているんだけど,わたしは思わず吹き出してしまいました.そのセリフに少年の不安定な精神状態がよく表されていると思います.わたしもそのころは反抗期からまだ抜け出せていませんでした...

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